先生、好きになっちゃいました。
この教室は狭いから
いつもより先生との距離が
近くに感じる。
先生の爽やかな香りも
うっすらこの教室を包む。
先生は真剣な顔で
ゆっくりと近寄ってくる。
クイッ
先生が片手で私の顎を持ち上げ
顔を上に向かせた。
「せ…せんせ?」
先生の顔が、唇が、
だんだんと近づいてくる。
それと同時に私の心臓が
バクバク、これ以上速くなったら
死んでしまいそうなくらいに
脈を打つ。
先生は私の目をしっかり見ながら
「今、えっちなこと考えてたでしょ?」