先生、好きになっちゃいました。
次の日、川澄は恐々と
塾にやってきた。
ああ、そうだ、
あいつが俺に告白してきたのに
おれが話をそらしてしまったからだ。
俺、最低だな。
あいつを気遣って
今日は緩めに授業をしようと
決めた。
するとあいつは
上目使いで喋りかけてきた。
おいおい…
それは反則だろ?
どんだけ可愛いか
自分はわかってないんだな…。
気づくと俺は
あいつの顎をグイッと
上げて顔を近づけていた。
なにしてんだ?俺は。