先生、好きになっちゃいました。


「さくらさあ、その反応じゃ
宿題やってないね??」


一気に血の気が引いた。
サーってなって、冷や汗が垂れてきた。

嘘でしょ、私何にもやってない…

心のなかで呟いた。


「わっ私宿題やってくる!」

焦って教室を飛び出した。
持っているちからを
すべて走ることに使った。

「塾遅刻しないでよ~?」

千亜妃が言ったことに
耳を傾ける余裕もなかった。


走れ~~!

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