先生、好きになっちゃいました。
**先生との出会い**


「あ~も~やだな~」

さっきからため息しかでない。

ペラっと机の上にあったチラシを取り
目を細くして眺める。

「やっぱ塾なんて行きたくないよ~!!」


私、川澄さくら 高校3年生。

そう、受験生です。


「ばか言ってんじゃないわよ!
大学受験がどんなに難しいか分かってるの?」

半ギレで怒ってきたのは、お母さん。
そんなの分かってるよ…
でも…

「緊張する~!」

人見知りの私は見知らぬ所へ行くなんて
恐ろしすぎる!
さっきから手の震えが止まらない。



「「「さくら~」」」


< 2 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop