先生、好きになっちゃいました。
**先生との出会い**
「あ~も~やだな~」
さっきからため息しかでない。
ペラっと机の上にあったチラシを取り
目を細くして眺める。
「やっぱ塾なんて行きたくないよ~!!」
私、川澄さくら 高校3年生。
そう、受験生です。
「ばか言ってんじゃないわよ!
大学受験がどんなに難しいか分かってるの?」
半ギレで怒ってきたのは、お母さん。
そんなの分かってるよ…
でも…
「緊張する~!」
人見知りの私は見知らぬ所へ行くなんて
恐ろしすぎる!
さっきから手の震えが止まらない。
「「「さくら~」」」