先生、好きになっちゃいました。


「もう、頭ぐちゃぐちゃになるじゃん」
可愛くないセリフを吐き捨てて
先生の手をどかそうとした。


先生の手に触れた瞬間、胸のどこかが
キューンといった。

先生の手は大人の手だった。
肌はつるつるしてたけど
どこかしら角ばっていて
それでいて血管がキレイにうきでていた。

これが、先生の手…。


「川澄?どうした、俺に惚れたのか?(笑)」


先生は冗談ぽく言っていたけれど
私は…


「惚れたかも。」

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