先生、好きになっちゃいました。
「ん?俺か?」
眉をちょっと上げながら
喋りだした。
「俺はさ、教師になりたいの。
生徒を育てたい。
生徒たちの学校生活をできるだけ
少しでもいいから楽しくさせてあげたい。」
なんかちょっとびっくりした。
先生はちゃんとやりたいことが決まってて
目標だってあるんだ。
そんな先生が少し羨ましく思えた。
「まあ、なれるかわかんないんだけど。」
その先生の言葉を聞いて
自然と口が動きだした。
「なれるよっ!絶対!」
先生はキョトンとしていた。
私はもう止まることができなかった。