先生、好きになっちゃいました。
「先生は超がつくほどスパルタだし
意地悪だし、口悪いけど…」
なんだか涙が出そうになった。
気持ちがおさえられない。
「おい、俺の悪口か?(笑)」
「初めは先生のことも嫌いだったし。
でもね、先生の授業楽しいよ。
私みたいなバカでも真剣に教えてくれるし
先生が本当に優しい人だってこと、
私は知ってるもん。
…だからね、先生は絶対いい先生になれるよっ!」
先生は私の頭を引き寄せ、
自分の頭にコツンと優しくあてた。
先生の顔がすぐそこなのに
先生は下を向いていて見えない。
「ばーか…」
先生の声は震えていた。