先生、好きになっちゃいました。
声をかけてきたのは今日から一緒に
塾へ通う友達、愛菜と千亜妃と純。
「なに~?まさかさくら緊張してんの?」
さっそくおちょくってきたのは
片山愛菜だ。小柄で可愛くて
ひとなつっこい。その性格が羨ましかったりもする…
「あ~もう勉強やだな~」
しょっぱなからやる気がないのは
山村千亜妃。元気っ子で明るいのが特徴。
「先生、ちゃんとした人がいいな」
いきなりまじめ発言をしたのは
安井純。賢くてお姉さん的な存在。
そんな感じでいつものように
喋ってたらすぐに塾の前まで着いた。
「うあ~もう着いちゃったよ…」
もちろん私のテンションはだだ下がりだ。
「さ、いこっか!」
愛菜がうきうきした声で言った。