先生、好きになっちゃいました。
**突然の関係崩壊**
「高尾せんせーこんにちは~」
大嫌いだった塾が好きになりました。
高尾先生が居るから。
私はいつもより高い声であいさつした。
でも返事は返ってこなかった。
いつもなら
おっす!ちゃんと宿題してきたのか~?
なんておちょくってくるのに。
「高尾せんせ?」
不思議に思った私は受付に行った。
「あ、さくら~♪」
「おう、川澄!」
愛菜と先生が隣同士で受け付けの椅子に
座っていた。
「え、何してんの?塾長は?」
この時の私の声は少し怒っていたかもしれない。
単純に妬いた。