先生、好きになっちゃいました。


「せんせ、怒ってる?」

なんとなく声が荒々しかったから
不安になった。


先生はこっちを向いて
顔を覗き込みながら言った。


「ばか、安心してるんだよ。
お前がちゃんと無事だったから。
まじ、疲れたわ!」


何で先生はそんなに優しいの?


「じゃあ何で、探しに来てくれたの?」
さらに聞いてみた。


「俺の大事な生徒だから。」

少しあきれた顔で言った。


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