先生、好きになっちゃいました。
「ぷっ子供みたい。」
思わず笑ってしまった。
「ん…」
先生は私の声で起きてしまった。
おおきなあくびをしながら
目をうるうるさせて
「お前、今なんか言っただろ?」
子犬みたいな顔で頭の上から
覗き込んできた。
先生は寝ぼけてて距離感が分からないのか
私と先生の顔はすぐそばにあった。
「なぁ~何て言ったの?」
先生が喋るたび息が
ほっぺにかかる。
くすぐったくてドキドキが
とまらない。
爽やかなミントの香り。
「先生何食べてんの?ガム?」
とっさに話を切り替えた。