先生、好きになっちゃいました。
びっくりした。
初めて逢った人にこんなに
ひきつけられるなんて。
「はい、これからお前らを担当する
高尾でーす。まあ初めだし今日はてきとーに。
なんか質問あるか~?」
てきとーにって…先生はめんどくさがりなのかな
なんて考えながら、その大人の余裕に
胸がキュンとした。
「せんせーは何歳なの~?」
突然タメ口で質問しだした愛菜。
「おー、お前はいきなり失礼なやつだなー(笑)」
はは、っと笑って机にひじをついた。
…笑った顔、めっちゃ可愛い。
思わず見つめてしまった。
すると私の視線を感じてか、
顔をこっちに向けて、ん??って
首をかしげてきた。