先生、好きになっちゃいました。


キュキュッ


「お、出来てんじゃん!
偉い偉い。」


先生はさっきと違って
頭をぽんぽんと優しく叩いた。


先生はよく頭を撫でてくるけど
わざとなのかな?
女の子は頭に触れられると
キュン死にしちゃうくらい
嬉しいんだよ…


そんなことを考えながら
顔を赤くしながら
自分の席に戻った。

「さっきはありがとうね。
助かった!」

「うん。俺は牧野瞬。
この合宿中はずっと隣同士だし
瞬って呼んで。」

うわぉ!なんと素晴らしい好青年!

「よろしくね、あ、私はさくら。」



人見知りの私、頑張った!

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