先生、好きになっちゃいました。
先生は夕焼けのせいか
いつもより少し大人にみえた。
黒のTシャツの袖を肩までまくりあげて
ズボンはやっぱりだるそうに
腰パン。首もとに光っている
ネックレスが妙にセクシーに感じる。
腕は意外としっかりしていて
ほどよく筋肉がついている。
男の人の体って感じ。
しばらく見とれていた私に
先生が
「川澄ー!早く来いよ!
肉焼いてやっから。」
またしてもトングを振り回しながら
声をかける。
「ほらぁ、裕ちゃん
危ないから振り回さないの~」
宮野先生が腕をつかんで
まるでお母さんみたいに
高尾先生に注意する。
先生は
「あ、わりぃ」
なんて言いながら笑ってた。