先生、好きになっちゃいました。
「ふーん。さくらって好きな人
居たんだ。誰?」
いきなりさくらって呼び捨てに
されてびっくりする。
「う、うん…。
でも絶対叶わない恋。
私のこと何とも思ってないって
わかってるのに
好きをやめられない。
もう、私どうすればいいのかな…」
瞬はうーんと考えて
波の動きを見ていた。
「それが恋ってもんじゃないの?
好きな人に振り返ってもらえるように
努力する。
たとえ振られても
それを楽しんだ者勝ちじゃない?」
瞬の考えにはとても
感激した。
そうだ、私、努力してなかった。
明日から頑張ろう。
そう心に決めた。