先生、好きになっちゃいました。


「そっか。

なんかお前、いい香りする…。」



思ってもみない答えが
返ってきてびっくりした。
先生、いつもと違う。


「せんせ…?

どうしたの?」


ふうっと息をついて
目をつむっていた。


「んー、どうしたんだろな俺。

お前と居ると調子狂うー。」


にかっと笑って、先生はやっぱり頭を
くしゃくしゃ撫でてきた。


「え~?意味分かんない~。」


あははと笑いながら
そのまま仰向けに寝っころがった。


「せんせ見て、
星きれいだよ~」

私、こんなロマンチックなこと言う
性じゃないのに…

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