先生、好きになっちゃいました。
「あ、あの…私っ…」
私の言葉をさえぎるかのように
喋り続けた。
「高尾のことが好きなのは
結構前から知ってる。
でも…でもな、俺は
もっと前からさくらのことずっと
見てきたんだよ!
さくらは覚えてないかもしれないけど
さくらが塾に初めて来たとき、
一目ぼれした。
で、この合宿でやっと俺の
存在に気付いてくれた。
もうこんなチャンスはないと思って…
さくら…本当に好き。
高尾より絶対いい男になってやるから。」
ど、どうすればいいの…