先生、好きになっちゃいました。
「せんせ…」
「ん?」
少し首をまげながら
何?と言うように目を合わせてきた。
なんでこんなにかっこいいんだろ。
ほんとずるいよ。
「先生は私の気持ちわかってる
…んだよね?」
先生は少し照れたように
頭をかきながら
「んー、まあ。そうだ…な。」
と言った。
「で、でもね!
まだ私の口から言ってないから。
また…ちゃんと言うから。
だから今日のことはなかったことに
してくれませんか。」