腹黒剣士に惚れました。
「お姉ちゃんは強いなぁ…」
そんな事を考えながら用意をしていると、部屋の時計が午前9時を指した。
「あ、9時だっ!そろそろ出よぉかな。」
私は階段を駆け下りながら手に持っていた上着を羽織り、財布に携帯、iPodを持って足早に家を出た。
「行ってきます」
朝方だからなのか、いつもより外の空気が清々しく感じた。
私はiPodから流れる曲に合わせて鼻歌を歌いながら近所のコンビニへ足を運んだ。
この時から私の中の運命の歯車が動き出しているとも知らずに…
「なんか朝方の外の空気って気持ちいぃ~☆」
誰もいない静かな路上を伸びをしながら歩く少女が一人。
遅くなりましたが自己紹介。

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