ケータイ戦士セーラーフォーン
ププ
「そのケータイでケータイ戦士に変身するププ!」



「変身ってどうやるの?」


ププ
「そのケータイが教えてくれるププ!」



「何だかよく分かんないけど……」



と、瞳はケータイを高く掲げる。



「サイバーパケットパワー!
 コーディアーップ!!
 ……
 って、あたし何叫んでんだろ!?」



二つに折り畳まれていたケータイがパカッと開くと
ピンク色の光の渦が現れ、瞳を包み込む。

その様子を見ていたトルブが怯む。


トルブ
「な、何だ!?
 何が起こったのだ!?」



やがて光の渦が納まり、
その中からケータイ戦士へと変身を遂げた瞳が姿を現す。


フォーン
「サイバーケータイ戦士!
 セーラーフォーン!
 
 ケータイワールドを脅(おびや)かす者は
 この私が許さない!
 
 って、あたしってば、また分けの分かんない事を言ってるしぃ~!?」


ププ
「瞳はケータイ戦士セーラーフォーンに成ったププ」


フォーン
「セーラーフォーン?」







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