ケータイ戦士セーラーフォーン
翌日、目を覚ました瞳はププが居ない事に気付く。



「ププが居ない……
 あれって夢だったのかなぁ?……」



ふと、枕元を見ると『ケータイ戦士の証』がそこにあった。



「夢じゃないんだ……」



そして、ストラップのププに気付く瞳。



「ププ……
 ケータイワールドを逃げ回っていたから疲れて眠ってるのね」



そう察した瞳は着替えた制服にププを起こさぬ様に、そっとポケットに仕舞った。

遠くから母の声がする。


母親
「瞳ーっ! 早くしないと遅刻するわよー!」






そして、いつもの様に通学路を懸命になって走っている瞳。

その後ろから奈美が追い着いてくる。


奈美
「おはよー! 瞳!」



「おはよー! 奈美ちゃん!……
 って、また今日も!?」


奈美
「昨日の小説、また読破しちゃって……」



「さすが、奈美ちゃん……
 でも、あんまし夜更かしすると体に毒だよ?」


奈美
「大丈夫! 体は鍛えてるから」



「そう言う問題じゃないと思うんだけど……」





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