ケータイ戦士セーラーフォーン
店員
「いらっしゃーい!」



店員らしき青年がカウンター越しに迎える。


奈美
「あ、あの……
 その、二人……なんですけど、割引とか……出来ますよね?」



怪訝な表情で、そのやり取りを見守る瞳。

店員の名札を見てみると『川上 章吾』(かわかみ しょうご)と書かれている。

よく見ると中々のイケメンだ。

そして店員との奈美の態度からして瞳は咄嗟に察した。

部屋に案内され二人きりになった瞳と奈美。



「なぁるほどねぇ~……」


奈美
「な、何?」



「奈美ちゃん、あの店員が目当てだったんでしょ?」


奈美
「ななな何が?」



「どもってるよ奈美ちゃん。
 親友のあたしには分かるんだからね」


奈美
「……
 やっぱり瞳には分かっちゃったか……」



「うん☆」


奈美
「でも、この事は……」



「うん、分かってる、二人だけの秘密。
 でしょ?」



ほっとする奈美。

そして笑顔になる二人。



数分後。

飲み物を買いに一旦、部屋を出る瞳。





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