ケータイ戦士セーラーフォーン
翌日の昼休み。

校舎の屋上には瞳と鈴音の二人きり。



「あれからダークソルジャーは現れないわね」


ププ
「油断は禁物ププ」



「あいつら突然現れるから油断なんないのよね」


鈴音
「そうねぇ、ププを狙ってるから瞳ちゃんは行動に気を付けないと
 奈美ちゃんを巻き込んでしまうかも……」


ププ
「今日も奈美に誘われてるププ」



「そうなんだよね……」


鈴音
「出来るだけ別行動は取らない様にしましょう」



「うん、それが良いかも」


ププ
「鈴音と同じクラスで良かったププね」



「うん♪」



そして、その日の部活の時間が始まる。



「いつ聞いても鈴音ちゃんのフルートは素敵ね」


ププ
「でも、油断しないププよ。
 いつダークソルジャーが現れるか分からないププ」



「うん、分かってるよ」



そして部活の時間が終わる。


ププ
「何も起こらなかったププね」



「うん」


鈴音
「瞳ちゃん、私も一緒に行くわ」



「うん、鈴音ちゃん」



そして二人が一歩、校舎から出ようとした瞬間、景色が一変した。





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