ケータイ戦士セーラーフォーン
ここはサイバーダークワールド。
それは何処に在るのか分からない空間域。
バルゴス
「やっぱり、タウラルでは敵いませんでしたわね、お兄様。
しかもケータイ戦士が三人に……」
トルブ
「うむ……」
バルゴス
「そろそろ、あたしの出番かしらね?
ケータイ戦士が三人だと、さすがのお兄様でも辛いでしょうからね。
それに、三人になってもケータイ戦士の弱点は大して変わらずだわ」
トルブ
「何!? ケータイ戦士の弱点だと!?」
バルゴス
「おっと……
これはいくらお兄様でも、ナ・イ・ショ☆
言っておきますけど今度も、あたしのやり方には一切干渉しないでよ? お兄様」
トルブ
「分かってる。
お前のお陰で"あの扉"の場所が分かったのだからな」
バルゴス
「あら、あの功績だけは認めて下さるのね? お兄様」
トルブ
「ふん。
結果だけを見ればの話だがな」
バルゴス
「まぁ、見ててちょうだい。
ケータイ戦士をズタズタのボロボロにして差し上げますわ。
特に、あのセーラーフォーン、瞳ってコをね。
オーッホッホッホッホ……」
高笑いをしながら姿を消すバルゴス。
トルブ
「まったく……
何を考えているのか分からん奴だ。
さて……
今度は"勝負"を仕掛けてみるとするか……
サジタルよ! 居るか?」
サジタル
「はっ! ここに」
トルブ
「次は、お前に任そう」
サジタル
「承知致しました」
そう言うとサジタルは姿を消した。