幼馴染みに奪われました
『…翔』
『……ん?』
『あの子可愛くない?』
『はっ!?』
屋上でのんびりと昼寝をしようと翔が寝転がり、オレは腰を降ろした。
そんな時ふとこの話題を出そうと思って軽い気持ちで中井時雨の名前を出したら途端、勢いよく起き上がり目を見開いてこっちを見ている。
『いや、なんかな~。今ふとそう思って♪ なあ、可愛くね?』
『…なっ! す、好きとかじゃないよな!?』
動揺してて、顔を真っ赤に染めている翔を見ていたら笑いが込み上げてきた
『…っふ』
『…何笑ってんだよ』