幼馴染みに奪われました
第1章
アイツ登場!?
「………ん」
あれ?
ここどこ?
「……保健…室?」
さっきまでバスケしてたんじゃ……?
「…ああ…そっか、あたし
ボールにぶつかって………それで…どうしたんだっけ…?」
ヤバい……。
思いだそうとすると後頭部から鈍い痛みが走る。
ズキズキ…。
「…ん…と……。
思い出せない…」
その時―
ガラッ―
保健室のドアが開く音がした。
(寝たフリ…寝たフリ……)
あたしは分かんないけど、瞬時に
寝たフリをしなきゃ! って思った。
コツコツ…
足音があたしのいる所へ向かってきてるのが分かる。