幼馴染みに奪われました
タオルを巻いて、脱衣場に向かうと、さっきまでなかった服とタオルが綺麗にたたまれて置いてあった。
翔がだろう…。
この温かさに目の奥がじーんときて、半泣きになりながら、着替えを済ませた。
リビングに戻ると、すでにテーブルの上には、料理が置かれてあった。
「もう入ったのか。もっとゆっくり入るのかと思ったのに」
「あ……うん…。そ、それよりもありがとね、タオルと着替え」
「あー…別にいい。 っつかお前が着ると相当ダボダボだな(笑)」
「かっ翔がデカいんだよー!//」
「そうか? 普通だけど…」
翔は頭をポリポリと掻きながら言った。
だっ男女の差だよっ!
って言いたいけど、恥ずかしくてそんなこと言えない……//