2次元少女と俺のちょっとふざけた恋のはなし。
「あぁ…めんどくせ分かったよ!そんなにアニメに戻りてーのかよ!?」
「なにその言い方?普通好きなアニメキャラに頼まれたら盛り上がったり萌えたりするところでしょ?」
「実物があれだからな」
リリアを指差す。
「何事もないように悪口言ってんじゃないわよ」
そう言ってリリアは睨んできた。
「とりあえず、それっぽい事してみるか…」
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」
「頑張れ!お前はテレビと一つになるんだ!」
「押すなァァァァ!」
俺が今やってる行為は、リリアをテレビに押し込もうとしている。
「鼻鼻鼻!!鼻折れる!」
「我慢だ!」
「…ぁん」
「?」
「我慢出来るかぁぁぁぁぁ!」
リリアの得意技回し蹴りを発動した。
「ねぇ?これ私に対する仕返しでしょ?」
「なんだー分かってんじっ痛」
軽い感じで返したら、思いっきり襟首を捕まれた。
「?」
まぁ実際リリアの方が身長が低いため大した攻撃にはならなかったが。
「とりあえず…クソガキ」
「?」
「お前もテレビと一緒になれ!」
「ぬごっ!」
襟首を引っ張り思いっきり、テレビにぶつけられた。
あぁだから襟首を…。
「痛い…やめぃ…痛…!」
「えへへ?加減わかんなぁい」
今さらだがリリアはSらしい。