2次元少女と俺のちょっとふざけた恋のはなし。
「何言ってんだよ…!」
マジでキレる五秒前。
刀は無いが、手刀ならあるからな?
「…春樹くん、約束忘れちゃったの…?」
リリアが大粒の涙をボロボロと流し始めた。
しかし、目の奥は全く泣いていない。
「春樹!男のくせにそんな覚悟もないわけ!?お母さん悲しいわ…」
「ふざけっ…」
「ふぅ…うわぁぁぁぁぁん」
リリア迫真の演技。
演技力超高ぇ。
…って感心どころじゃねぇ!
「あの…御母様」
「リリアちゃん大丈夫よ!春樹はツンデレなだけだから」
ツンドラ行ってくれ。
頼む。マジで。
「とりあえず、リリアちゃん今日泊まる?結構暗いし」
「はい!」
確かに窓を見ると暗闇が広がっていた。