2次元少女と俺のちょっとふざけた恋のはなし。
「断固反対する!」
大声をあげる。
断固反対だ。
リリアは断固二次元内にいろ。
がちでお願いいたします。
「私だって早く帰りたいわよ!主人公の存在が無かったことになるなんて前代未聞の大問題よ!それすらも誰も気づかないなんて…あり得ない!」
「俺だって嫌だ!三次元いらない!二次元オンリーがいい!」
「ー…ギャーギャー言っても仕方ないわ」
「って言っても、方法ねーだろーが」
「アンタ、無理やり私をテレビに押し込めようとしてたわよね…」
「あれは却下だな」
「無かったことにすんなバカ!!痛かったんだから」
「俺だって、お前に無理やりつめこまれたけどな」
「可愛い女の子の仕返しだお」
リリアがテヘペロってやる。
絵になりやがって…。
二次元のリリアがやったらもっと可愛いはずなんだけど…。
まぁ、いっか。
早く帰ってもらわなきゃ。
俺とリリアの波乱な日々が始まった。
ってかすでに始まってるけど。