LOVE★ロック
そうハモりながら怒鳴ったのは
会長と
いきなり現れた愛川さんだった…
「なんだよ」
なぜかちょっと不機嫌そうな皐月…
「ハァハァ、お前らなぁ、ぼっちの前で、いちゃついてんじゃ、ねぇ」
さっき怒鳴ったせいで言葉が途切れ途切れだ…
「え?紫蘭彼女いないの!?」
「残念ながら生まれてこのかた一回もいたことねぇよ」
「「「えぇ!?」」」
「な、なんだよ…」
「意外だ…」
「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
皐月、愛川さんも私同様、ものすごく驚いていた…
というか
会長…モテモテ…
会長が…あの会長が…
「だって…え?紫蘭中1の時…」
「え?中1?……あぁ!告白されたね!たしか!」
「「「おい!」」」
「あれね〜断ったよ〜てかあれ見てたんだぁ〜」
まったく話がわからない私と皐月は
なんのはなし?状態と同時に
「「どうでもいい」」
小声で呟いた声は2人には聴こえず
2人には聴こえた…