LOVE★ロック

「おそい…」

私は低い低い声で
わざと顔低くし、暗い暗い顔で言った

「ご、ごめんてっ」

怖がっている弥勒に…

「どっか入る…涼しいところ…」

「あはは、あそこのカフェに入ろうか」

「涼しかったらどこでも…」


ほんとに涼しかったらどこでもよかった私は
大人しく皐月が入ろうと言ったカフェへとむかった…




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