雨のうち恋晴れ
タイトル未編集

切ない雲*





春が終わり暖かくなってきた




━━━━━5月



あたし、海野菜々(うみのなな)は眠い目をこすりながら、いつものように制服に着替え、朝食を食べ、そして少し早めに家を出た。



まだ誰もいない通学路を歩き横断歩道をわたり終ったとき、突然男の人に話しかけられた。





「あの……○○高校ってどこかわかりますか?」



あたしと同じ制服の人だ。でも…こんな人いたかな?

少しかっこいいかも(笑)


「あたし、○○高校行く途中なんで一緒に行く?」


あたしは…なっなに言ってんだぁ


「ありがとっ、俺、小野大貴。今日から○○高校にかようことになったんだ!同じ高校どうし、いろいろよろしくな」



「うん、よろしくね。あたしは海野菜々、まぁ…いつもは屋上にしかいないけどね(笑)」





そんな自己紹介をしながら、小野くんと学校へ向かった。





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