天神学園高等部の奇怪な面々21
ある事ない事言われてご立腹な七星。

「そ、そういう鈴木先生はこんな所で何してるんですかっ!」

私の事散々悪く言ったくせに、自分だって寂しく一人ぼっちじゃないかと。

反論した七星の前で。

「ふぅ…」

項垂れてブランコに腰掛けるMr.クレイジーボックス。

あれ、なんか元気ない…。

「ワタクシは夕城の家では必要とされていないのです…はい…」

珍しく肩を落とし、箱の隙間から溜息を一つつく鈴木さん。

「ちょ…どうしたんですか?らしくないですね…」

意外な反応に、七星も隣のブランコに座って話を聞く。

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