天神学園高等部の奇怪な面々21
あまりに大きな声で泣くものだから。

「おーおー、どうしたお嬢ちゃん」

ナンパ目的でウロウロしていた如何にもなヤンキーが数人近寄ってくるが。

「うぁ゛いや゛ぁあ゛らぁああぁっ!」

花音、悲しみの五所川原ろーりんぐぶろー!

威力がないのは相変わらずだが、とにかく手加減しない。

ヤンキー達が堪らず退散するまで、ペシペシ殴り続ける。

痛くも痒くもないのだが、とてもナンパできる状況ではない。

諦めて立ち去るヤンキー達。

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