今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。
コップを落とさないようにゆっくりと歩き始めたまー兄は、自分の部屋へと消えていった。
私はそのあともリビングでテレビを観たりスマホをいじったりして……気づけば夜の10時になっていた。
そろそろ寝ようと思い、ママとパパにおやすみを言ったあと私はリビングを出た。
2階には4部屋あり、階段を上がってすぐ右の部屋はママとパパの寝室、その隣はまー兄の部屋、寝室の左隣に私の部屋があって、その隣はゆう兄が使っていた部屋があり、今は空き部屋となっている。
2階へ上がると、まー兄の部屋から話し声が聞こえ、ここに私の知らない男の人がいるんだというを実感し……気持ち足早で自分の部屋へと入った。
寝ようと思ってベットに横になったものの、急にトイレに行きたくなり、急いで部屋を出た。
トイレは私の部屋の目の前にあるため、トイレへ行くのは本当に楽ちん。
と思いきや、2階のトイレが故障していることを今朝ママに言われたんだとドアを開けてから思い出した。