今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。


『この先、みゅーだけじゃなくて、私もどうなるかは分からないけど……それでも、こうやって嬉しいこと悲しいこと、なんでも話していこうね』

『うん!沙良ちゃん……大好きっ!』

『あぁーっ!私も大好きに決まってるじゃーん!電話越しでもみゅーの可愛さやばいわ……』



沙良ちゃんと最後はイチャイチャして、1時間半の長電話は終わりを迎えた。



……結局、夏休み最後の日になっても暁から連絡が来ることはなかった。



るいさんと別れるかもしれないと言っていた1週間後はもうとっくに過ぎている。



さすがの私も……不安だらけになった。



この会わない間に、私のことを好きじゃなくなったのかな……。



そもそも、勘違いだったとか……?



いろんな考えが頭をよぎり、次の日は久しぶりの学校なのにも関わらず……ほとんど寝ることができなかった。



寝不足のまま朝を迎え、頭がボーッとしながら支度をした。



< 164 / 385 >

この作品をシェア

pagetop