今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。
『この先、みゅーだけじゃなくて、私もどうなるかは分からないけど……それでも、こうやって嬉しいこと悲しいこと、なんでも話していこうね』
『うん!沙良ちゃん……大好きっ!』
『あぁーっ!私も大好きに決まってるじゃーん!電話越しでもみゅーの可愛さやばいわ……』
沙良ちゃんと最後はイチャイチャして、1時間半の長電話は終わりを迎えた。
……結局、夏休み最後の日になっても暁から連絡が来ることはなかった。
るいさんと別れるかもしれないと言っていた1週間後はもうとっくに過ぎている。
さすがの私も……不安だらけになった。
この会わない間に、私のことを好きじゃなくなったのかな……。
そもそも、勘違いだったとか……?
いろんな考えが頭をよぎり、次の日は久しぶりの学校なのにも関わらず……ほとんど寝ることができなかった。
寝不足のまま朝を迎え、頭がボーッとしながら支度をした。