今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。
ドキドキの挨拶
夏休みが明けて1ヶ月が経ったと同時に……私と暁が付き合ってからも1ヶ月が経った。
沙良ちゃんと遊ぶ約束をしている日以外は暁と帰るようになり、暁は毎回家の前まで送ってくれる。
私の家から暁の家までは歩いて30分以上かかるため、さすがに悪くなって何度か送ってもらうのを断ったんだけど……。
「黙って守られてろ」
そう言われてしまったため、ここは遠慮なく家まで送ってもらうことにした。
そんなある日……。
「家、行っていいか」
帰り道で、突然暁がそんなことを言ってきた。
いっ、家……っ?!
デートっぽいデートもまだしたことないのに、いきなり家……?!
私の頭の中にある情報からいくと、家に来るということはつまり……そういう、ピンクっぽいイメージの……ことを……?!