今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。
「キャーッ!どうしよう、今のすごくときめいちゃった!暁くん中身もイケメンなのねーっ」
「ママ、そろそろ悠真たちの番にさせてやろう」
「あ、そうだったね。そしたらあっちに行ってリラックスして?」
暁の言葉に、ママはまるで女子高校生のようにはしゃいだ。
さすがに止めなきゃ!と思ったのか、パパが上手く切り替えてくれたため、それ以上ママが乙女化することはなかった。
ゆう兄とまー兄が待つソファーへと向かった私たち。
「おまえ、なんで言わなかったー?」
暁の肩に手を回したゆう兄は、暁をそのままソファーに座らせた。
まー兄は私の隣に立ち、とりあえず機嫌が悪いらしいゆう兄の様子を伺っていた。