今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。
お兄ちゃんたちからの質問は案外あっさりと終わり、そのあと少しだけ男たち3人で楽しそうに話していた。
お兄ちゃんたちの方が、私よりも暁と過ごした時間が長い。
そんなことも、気持ち悪いくらい仲が良いことも分かっていたはずなのに……ほんの少しだけお兄ちゃんたちに妬いてしまう。
私の知らない暁をたくさん知ってるんだろうな……。
そんなことを思いながら、盛り上がる3人をダイニングテーブルから眺めていると……暁が突然振り返り、私のことを見てきた。
すると、ソファーからゆっくりと立ち上がり……。
「心優の部屋、入ってもいいっすか?」
お兄ちゃんたちにそう言うと、私の方へと歩いてきた。
「もしかして入ったことねぇの?」
「俺の部屋は何回もあるけど、そりゃあ心優の部屋は付き合ったばっかなんだしあるわけねぇだろ」
ゆう兄に的確なツッコミをいれるまー兄。