今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。
暁がおもしろがっていろんなことを仕掛けてくるから、このままじゃ私の心臓が保たない。
だけど、ドキドキするたびにどんどん好きになってることは確かで……。
これじゃあ、私ばっかり暁のことが好きになっていって不公平な気がするんだけどなぁ。
だからといって、暁をドキドキさせる術を知るはずもない。
……それに、もしその術を知っていたとしても、私が暁に実行できるわけがない。
「……次はどうする?」
ホテルを後にし、特に予定を決めていなかったため、とりあえずその周辺を私たちはブラブラ歩いていた。
「他に行きたいところねぇの?」
「んー……、あ!あそこ行きたい!」
ちょうど、少し離れたところにゲームセンターがあり、私はそこを指差した。
「じゃあ行くか」と、暁がオッケーを出してくれたので、私たちは次にゲームセンターへ行くことにした。