今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。


……ということで、せっかくの文化祭準備、こんな空気のまま進めたくないなと思った私は、沙良ちゃんにこっそり相談した。



その結果……。



前日に小さめの冷蔵庫を教室へと移動してくる男子たちの手伝いをさせることにした。



冷蔵庫を取りにぞろぞろと移動し始めた男子たち。



私はまだ話すことができないので、代わりに沙良ちゃんがその男子たちに近づいてくれた。



「ねぇねぇ、2人じゃキツくない?いい助っ人がいるんだけどどう?」



そう言って、無理矢理引っ張ってきた暁を男子2人の前に差し出した。



暁が目の前に突然現れ、呆然とする男子たち。



暁も私と沙良ちゃんの作戦を知らないため、なにが起こっているのかあんまり理解していないと思う。


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