今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。


好きになりやすいタイプの光聖は、中学のときから途切れなく彼女はいたと思う。



沙良も見た目こそ派手なものの、常に彼氏がいるイメージ。



まさか、そんな2人がくっつくことになるなんて想像もしてなかった。



最初は違和感があったけど……今となってはお似合いだから、この2人が目の前でイチャイチャしてても気になんなくなった。



「つーかさ、今日バレンタインデーなの知ってた?」

「……」

「その顔は知らなかったな……。おまえ、今日みゅーちゃんと約束とかしてんの?」

「……してない」



バレンタインデー……。

るいと付き合ってたときに、貰ったときあったっけ。



どうもそういうイベントは、誰かに教えてもらわねぇと分からない。


< 372 / 385 >

この作品をシェア

pagetop