今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。
お互いの唇が冷たくて、それを再び確かめるようにまた唇を重ねた。
誰もいない冬の公園。
澄んだ空気、静かな空間にいるのは……俺と心優だけ。
唇の隙間から漏れる息が白くなり、心優の呼吸が荒くなってるのが分かった。
「……キスだけでそんな苦しいか」
「暁が……苦しくするんだもん……っ」
「可愛いくてついな」
「あー……っ、可愛いって言えばいいと思ってるでしょっ」
「嬉しくねぇの?」
「……嬉しいです……っ」
服をギュッと掴む手も、頑張って俺に応えようとしてくれてる可愛い顔も、ぜんぶが愛おしい。