背中にはいつも君がいて
♯1
季節は春
私【美奈】も中学3年。
部活も引退間近
何もかもが最後に近づく
【美奈~何ぃ見てんのォ?笑】
【えっ!!】
ボーっとしてたら
部員の愛奈に言われた
【別に何も…】
【嘘だー。目があっち見てますけど?ニヤ】
愛奈はそう言いながら
男バスを指差した。
その先には雄大がいた
【べっ別に見てないよ!ただイケメンだなって☆】
【ふーん。ま、恋ぢゃないもんね!早く好きな人作りなよ~】
【へいへい】
…ごめん。愛奈
本当は雄大が好きです
だけど知られるのが怖い
本人に気付かれたり
引かれたりしたくない
だから内緒です。
あー。好きだょ。
だけど今は