レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
「そんなに忘れられない好きな人、一度見てみたいよ」
「…見せたい、けど、何もない」
「カッコいい?」
「うん、かなり」
「尚更見たいし」
「…でも、見た目を好きになったんじゃないんだ」
「そうなの?」
「うん」
私は伊織の、弱々しくて。
私を求める瞳に、狂おしいほど惹かれたんだ。
容姿は後からついてきたの。
出会いからして、運命だとしか思えなかった。
最初は好奇心、興味半分だった。
それなのに、のめり込んだら抜け出せないぐらいはまってた。
「……もう、会えないのかもしれないけど」
「ありゃ、珍しく弱気じゃん」
「………まあね」
「まーよく三年だっけ?思い続けてられるよ」
「そうかな」
私が呟くと、尚子は思い切り頷く。
「そりゃそうだよ。
普通なら見切りつけて、他の男探してるよ」
「……そういうもん?」
「うん。だって、会ってないんだよ?
会ってないのにお互い思い続けるって、余程のことがない限り無理でしょ」
それに力なく頷く。
「…見せたい、けど、何もない」
「カッコいい?」
「うん、かなり」
「尚更見たいし」
「…でも、見た目を好きになったんじゃないんだ」
「そうなの?」
「うん」
私は伊織の、弱々しくて。
私を求める瞳に、狂おしいほど惹かれたんだ。
容姿は後からついてきたの。
出会いからして、運命だとしか思えなかった。
最初は好奇心、興味半分だった。
それなのに、のめり込んだら抜け出せないぐらいはまってた。
「……もう、会えないのかもしれないけど」
「ありゃ、珍しく弱気じゃん」
「………まあね」
「まーよく三年だっけ?思い続けてられるよ」
「そうかな」
私が呟くと、尚子は思い切り頷く。
「そりゃそうだよ。
普通なら見切りつけて、他の男探してるよ」
「……そういうもん?」
「うん。だって、会ってないんだよ?
会ってないのにお互い思い続けるって、余程のことがない限り無理でしょ」
それに力なく頷く。