レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
あの後。
聖からの連絡に返事をすることが出来ずにいた。
いきなり、消えてしまった俺を不思議に思っているはずだ。
でも、聖に会えば自然と泉を思い出すから。
それが苦しくて、苦しくて。
逃げていたんだ。
【何があったの?急にいなくなっちゃって】
“ごめん”
ただ、それだけ入れたらいいのに。
いつ、会おうが。
もう、泉の陰を拭うことなんて出来ないのに。
目に焼き付いたあの、肌が気持ちを昂ぶらせた。
「…バイトだ」
もう、そんな時間か。
最近、ボーッとしてあっという間に一日が終わってる気がする。
準備しようと、腰を上げたと同時に俺の携帯が鳴った。
………………。
無言で携帯を開く。
相手は聖だった。
出るか、迷ったけど。
バイトだからと、早く電話を切り上げられる。
多分、こんな時でないと出ないかもしれない。
意を決した俺は通話ボタンを押した。
聖からの連絡に返事をすることが出来ずにいた。
いきなり、消えてしまった俺を不思議に思っているはずだ。
でも、聖に会えば自然と泉を思い出すから。
それが苦しくて、苦しくて。
逃げていたんだ。
【何があったの?急にいなくなっちゃって】
“ごめん”
ただ、それだけ入れたらいいのに。
いつ、会おうが。
もう、泉の陰を拭うことなんて出来ないのに。
目に焼き付いたあの、肌が気持ちを昂ぶらせた。
「…バイトだ」
もう、そんな時間か。
最近、ボーッとしてあっという間に一日が終わってる気がする。
準備しようと、腰を上げたと同時に俺の携帯が鳴った。
………………。
無言で携帯を開く。
相手は聖だった。
出るか、迷ったけど。
バイトだからと、早く電話を切り上げられる。
多分、こんな時でないと出ないかもしれない。
意を決した俺は通話ボタンを押した。