レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
仕事中なのかな、中々出ない。
また後でかけるか。
そう、思って切ろうとした時コール音が途切れた。
「もしもし?」
小さく、聖の声が聞こえて慌てて私は携帯を耳に戻す。
「もしもし?聖?」
「うん、どうしたの?」
「今大丈夫?」
「はは、大丈夫だよ」
ごくりと生唾を飲み込むと、私はゆっくりゆっくりと昨日の出来事を話しだした。
簡潔に、わかりやすく私は鈴恵さんのことや、たんぽぽ院の話をした。
「…でね、伊織のところに行こうと思ってるんだ。
だから、聖も行かない?」
「……………」
あれ?
喜んで行くって言うと思ってたのに。
聖は予想に反して、私の話を聞いた後暫く黙っていた。
それから、一言。
「……行くよ」
そう言った。
その答えに安堵の息を洩らした。
「よかった、じゃあさ、いつ、暇かな?」
「…今日は、ちょっとしんどい。だから、明日の昼かな?」
「うん、わかった、明日準備したら連絡する」
「了解」
「それじゃあね」
「……あ、泉」
切ろうとした私を聖が呼び止める。
また後でかけるか。
そう、思って切ろうとした時コール音が途切れた。
「もしもし?」
小さく、聖の声が聞こえて慌てて私は携帯を耳に戻す。
「もしもし?聖?」
「うん、どうしたの?」
「今大丈夫?」
「はは、大丈夫だよ」
ごくりと生唾を飲み込むと、私はゆっくりゆっくりと昨日の出来事を話しだした。
簡潔に、わかりやすく私は鈴恵さんのことや、たんぽぽ院の話をした。
「…でね、伊織のところに行こうと思ってるんだ。
だから、聖も行かない?」
「……………」
あれ?
喜んで行くって言うと思ってたのに。
聖は予想に反して、私の話を聞いた後暫く黙っていた。
それから、一言。
「……行くよ」
そう言った。
その答えに安堵の息を洩らした。
「よかった、じゃあさ、いつ、暇かな?」
「…今日は、ちょっとしんどい。だから、明日の昼かな?」
「うん、わかった、明日準備したら連絡する」
「了解」
「それじゃあね」
「……あ、泉」
切ろうとした私を聖が呼び止める。