レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
目の前には、あれだけ欲しくて欲しくて堪らなかった泉がいた。
幻ではなく、現実に。
何もかもにしがみついてきたのに、何もかもが俺からなくなったけど。
初めて、自分から何もかもを捨てていいと思った。
ただ、泉が側にいてくれるなら。
ただ、君が笑ってくれるなら。
「………ん、ふふ」
眠れなかった俺は、既に寝てしまった泉の髪の毛を優しくすく。
それがくすぐったいのか、いい夢を見てるのか。
それはわからないが、泉が寝ぼけて笑っていた。
泉と、これから付き合っていくならば。
俺は打ち明けなきゃならないことがある。
言う、必要はないのかもしれない。
だけど、もう泉に何かを偽って、誤魔化したくないんだ。
ありのままの俺を、泉なら受け入れてくれる。
何故、そう思えるのかはわからない。
自惚れなんかじゃなく。
泉なら大丈夫だって、そう思えたから。
明日、仕事から帰って来たら泉に打ち明けよう。
どれだけの非難も全て受けとめる。
だから、どうか捨てないで。
幻ではなく、現実に。
何もかもにしがみついてきたのに、何もかもが俺からなくなったけど。
初めて、自分から何もかもを捨てていいと思った。
ただ、泉が側にいてくれるなら。
ただ、君が笑ってくれるなら。
「………ん、ふふ」
眠れなかった俺は、既に寝てしまった泉の髪の毛を優しくすく。
それがくすぐったいのか、いい夢を見てるのか。
それはわからないが、泉が寝ぼけて笑っていた。
泉と、これから付き合っていくならば。
俺は打ち明けなきゃならないことがある。
言う、必要はないのかもしれない。
だけど、もう泉に何かを偽って、誤魔化したくないんだ。
ありのままの俺を、泉なら受け入れてくれる。
何故、そう思えるのかはわからない。
自惚れなんかじゃなく。
泉なら大丈夫だって、そう思えたから。
明日、仕事から帰って来たら泉に打ち明けよう。
どれだけの非難も全て受けとめる。
だから、どうか捨てないで。