レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
…………そう、思うんだけどね?
俺。
やっぱり、泉が欲しいんだ。
バカみたいに泉だけを想ってるんだ。
あんなことがあっても。
まだ、泉を想っているだなんて。
俺って…とことん、幸せになれないのかな。
あの日。
仕事が終わって、俺は美佳と会ったんだ。
相変わらずの美佳にホッとしていた。
鈴恵さん以外、会話をしていなかったから。
美佳は事件のことを何も語らなかった。
俺を責めるなんてことしないで、ただ俺を抱き締めたんだ。
辛かったね、ただその一言だけを呟いて。
外で毎日を送っていた俺にどうしてそんな言葉、かけられるんだろう。
そう、ずっと思っていた。
それから美佳とは、たまに会うようになった。
コンビニで働く美佳は、今までしたこともない仕事内容に感動しながら俺に話をした。
給料が本当に少ないこと。
好きなモノが買えないこと。
色々、愚痴を交えながら美佳は昔のようにたくさん喋った。
俺。
やっぱり、泉が欲しいんだ。
バカみたいに泉だけを想ってるんだ。
あんなことがあっても。
まだ、泉を想っているだなんて。
俺って…とことん、幸せになれないのかな。
あの日。
仕事が終わって、俺は美佳と会ったんだ。
相変わらずの美佳にホッとしていた。
鈴恵さん以外、会話をしていなかったから。
美佳は事件のことを何も語らなかった。
俺を責めるなんてことしないで、ただ俺を抱き締めたんだ。
辛かったね、ただその一言だけを呟いて。
外で毎日を送っていた俺にどうしてそんな言葉、かけられるんだろう。
そう、ずっと思っていた。
それから美佳とは、たまに会うようになった。
コンビニで働く美佳は、今までしたこともない仕事内容に感動しながら俺に話をした。
給料が本当に少ないこと。
好きなモノが買えないこと。
色々、愚痴を交えながら美佳は昔のようにたくさん喋った。